
「卵巣がん」は、身体的・心理的に大きなストレスをもたらす病気です。
それでも卵巣がんと向き合い、前向きに人生を歩んでいく患者さんの勇気を
私たちはサポートします。

「卵巣がん」は、身体的・心理的に大きなストレスをもたらす病気です。
それでも卵巣がんと向き合い、前向きに人生を歩んでいく患者さんの勇気を
私たちはサポートします。
監修:東京大学大学院医学系研究科 医用生体工学講座 統合ゲノム学 教授 織田 克利 先生
がん研究会有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生
監修:東京大学大学院医学系研究科 医用生体工学講座
統合ゲノム学 教授 織田 克利 先生
がん研究会有明病院 腫瘍精神科 部長 清水 研 先生
卵巣がんとは、卵巣に発生した悪性腫瘍のことをいいます。はじめのうちは自覚症状がほとんどありませんが、がんが進行するにつれて症状があらわれます。
また、卵巣がんの直接的な原因はよく分かっていません。
卵巣がんの検査方法には、内診や直腸診による婦人科的診察、超音波検査に加えて、CT検査、MRI検査、腫瘍マーカー検査などがあります。
卵巣がんは、がんの体の中での拡がり方(進行期)や、がんの組織学的な所見によって分類されます。
日本人の卵巣がんの約10~15%は遺伝的な背景があり、遺伝性乳がん卵巣がん症候群として知られています。一般の人よりも乳がんや卵巣がんなどの発症リスクが高いため、遺伝カウンセリングなどを通して、がんと遺伝についての正しい理解が重要です。
治療には、手術、薬物療法(化学療法や維持療法)、放射線治療などがあります。初めて卵巣がんになったときと再発したときで手術の位置づけは異なりますが、いずれの場合でも、基本的には化学療法を行い、さらに維持療法を行うか、経過観察するかを選択します。
治療には、手術、薬物療法(化学療法や維持療法)、放射線治療などがあります。初めて卵巣がんになったときと再発したときで手術の位置づけは異なりますが、いずれの場合でも、基本的には化学療法を行い、さらに維持療法を行うか、経過観察するかを選択します。
卵巣がんの手術では、がんを可能なかぎり取り除くために、卵巣、卵管、子宮を摘出した上で、 大網(だいもう)や後腹膜リンパ節、お腹の中に拡がっている腫瘍(播種)も摘出します。
卵巣がんの薬物療法には、抗がん剤を中心にがん細胞の増殖を抑える化学療法に加え、分子標的治療薬により再発や死亡のリスクを低下させることを目指す維持療法があります。
放射線によりがん細胞を死に至らしめる治療で、卵巣がんが再発したときに行うことがあります。
卵巣がんの治療が終わった後は、再発の有無を確認するために定期的な検査が必要になります。治療から何年経ったかによって、検査の間隔が異なります。
がんを告知されたとき、悲しみや怒りを我慢せずに泣くことで、少しずつ現実と向き合えるようになります。その後、病気になった人生を考えるようになります。
戸惑い落ち込んだ患者さんやご家族に対し、前に進むための手助けをしてくれるのが精神腫瘍科です。
第二の患者ともいわれるご家族も、感情を抱え込まずに悲しむことが大切です。がん患者さんの多くは、今まで通り接して欲しいと思っています。
患者会や患者サロンを活用することで、体験者どうしで話し合ったり、相談し合ったりすることができます。
卵巣がん患者さんの体験談1
診断後12年、50代
卵巣がん患者さんの体験談2
診断後10年、50代
卵巣がん患者さんの体験談3
診断後9年、50代
卵巣がん患者さんの体験談4
診断後9年、50代
卵巣がん患者さんの体験談5
診断後7年、50代
患者さん本人が選んだ、卵巣がんにまつわる質問にお答えします。