血圧を下げるお薬あれこれ

お薬を飲み始めても血圧が下がらない...

長い年月をかけて少しずつ上がってきた血圧を、急激に下げるとめまいやふらつきという症状が出たりします。
また、それまでは高い血圧によって体の各部分に血液を送っていたのに、急に血圧が下がると臓器に血液が十分送られなくなります。
2~3ヵ月かけて少しずつゆっくり血圧を下げていき、それとともに高い血圧に慣れきっていた体も低い血圧に慣れさせていくことが必要なのです。
ですから、お薬で血圧を下げる場合でも、2~3ヵ月かけてゆっくりと下がるように、主治医がお薬の量・種類を調節しますので、1週間でそれほど血圧が下がらなかったとしても心配はいりません。
また、薬物療法が始まっても、食事療法、運動療法は続けていかなくてはお薬の効果が十分発揮されないことがありますので、服薬とともに食事・運動に気を配ることも忘れないようにしましょう。
なお、高血圧によって急激に臓器に悪影響を与える危険がある場合などでは点滴などによってすぐに血圧を下げる必要が生じることがあります。