高血圧の人の食事・運動のコツ

運動療法で血圧は上がらないの?

運動療法で血圧は上がらないの?

運動をすると、一時的に血圧は上がります。
しかし適切な運動を続けていると、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶために血管が広がったり、血圧を上げようと働く交感神経の緊張が緩和されたりして血圧が下がっていきます。
また、高血圧の患者さんは脂質異常症、糖尿病、肥満などを合併されている方が多いのですが、これらの病気は体内のインスリンというホルモンの働きが悪くなって起こると考えられています。
運動はインスリンの働きを改善する作用もあり、高血圧を含む「生活習慣病」すべてに非常に重要な治療法と考えられています。

ただし、重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、重症の眼底網膜病変などを合併している方は運動をしてはいけません。運動をはじめるにあたっては、主治医と相談しましょう。

ここがポイント!高血圧の運動療法

●運動の目安

一週間に3回以上行い、トータルで1000~1500キロカロリーぐらいの運動をすること。

運動の目安

  • ※重症の高血圧の方、労作性狭心症や心不全、重症の眼底網膜病変などを合併している方は運動をしてはいけません。運動は、主治医と相談の上はじめましょう。

●運動のポイント

  • ◆運動の前後に必ず水分補給する(途中でものどの渇きを感じたら我慢しない)
    カロリーの高いスポーツドリンクよりミネラルウォーターを!
  • ◆効果的な歩き方は
    • ○両腕を伸ばし、大きくふりながら歩くとより高い効果が得られる
    • ○あごを引いて背筋を伸ばしまっすぐ前を見て歩く
    • ○足はできるだけ伸ばし、かかとから着地するように
    • ○汗をかいてもいいように吸湿性のよいシャツにトレーナーなどを重ね、暑くなったらすぐ脱げるように
    • ○手ぶらがベスト。脱いだ上着や飲み水入れにリュックサックやウエストポーチが便利
    • ○運動用のシューズは心もち大き目を選ぶ(運動すると足がむくんでくるので)
  • ◆仕事があり運動なんて時間がなくてできない!という人は
    • ○通勤は一駅手前で降りて歩く
    • ○オフィスを歩く(コピーやお茶くみは自分でする、部下を呼びつけずに自分が部下の席に行く、階段を使うようにするなど)
  • ◆その他、おすすめの運動は
    • ○軽いジョギング、水泳、水中歩行、サイクリングなどの「有酸素運動」(重量挙げのような「きばる」タイプの運動は、おすすめできません)
    • ○仲間と笑顔で話をしながらでき、うっすら汗をかくペースで