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薬物療法と主な副作用

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薬物療法の副作用はいつ起こる?

薬物療法の副作用はいつ起こる?

薬物療法の副作用には、吐き気、嘔吐、発熱など自分でわかるものと、骨髄抑制、肝障害や腎障害のように自覚症状がほとんどなく、検査しなければわからないものがあります。個人差もありますが、薬剤の種類や投与法によって、症状が出やすい時期が異なります。治療を受ける前に、その流れを知っておけば、副作用が出たときに、落着いて対処できるでしょう。

副作用の対処法

自分でわかる副作用
投与直後 投与後2~8日頃 投与後15日前後 投与後数カ月~
  • ・アレルギー反応
    (呼吸困難、血圧低下など)
  • ・急性の吐き気
  • ・嘔吐
  • ・発熱
  • ・血管痛
  • ・便秘  など
  • ・遅延性の吐き気
  • ・嘔吐
  • ・食欲低下
  • ・全身倦怠感
  • ・排尿障害
  • ・膀胱炎 など
  • ・口内炎
  • ・下痢
  • ・全身倦怠感
  • ・腹痛 など
  • ・手足のしびれ
  • ・味覚障害
  • ・脱毛 など

副作用の症状がすべて現れるわけではありません。症状が現れる時期や強さには、治療薬の種類や個人によって差があります。この表はあくまでも目安です。

検査でわかる副作用
投与日 投与後8日~15日前後 投与後から数カ月で徐々に
腫瘍崩壊症候群
(高尿酸血症、高リン酸血症など)
骨髄抑制
  • ・肝機能障害
  • ・腎機能障害
  • ・心機能障害
  • ・貧血
  • 間質性肺炎

副作用の症状がすべて現れるわけではありません。症状が現れる時期や強さには、治療薬の種類や個人によって差があります。この表はあくまでも目安です。

参考文献:

・国立がん研究センターがん情報サービス がんになったら手にとるガイド「薬物療法(抗がん剤治療)のことを知る」
<https://ganjoho.jp/hikkei/chapter3-1/03-01-05.html>(最終アクセス 2018 年10月16日)

骨髄抑制血液をつくり出す骨髄の働きが低下し、白血球、赤血球、血小板などが減少します。化学療法の1~2週間後に影響が強く出ることが多く、白血球の好中球が低下することによって、細菌や真菌(カビ)に対する抵抗力が弱くなり、感染症を起こしやすくなります。

腫瘍崩壊症候群悪性腫瘍(がん)の治療で、腫瘍が急速に死滅するときに起こる異常の総称のこと。体内の尿酸が増える、カリウム、カルシウム、リンなどの電解質のバランスが崩れる、血液が酸性になる、腎臓からの尿の産生が減少するなどの異常があり、通常は治療開始から12~72 時間以内に起きます。

間質性肺炎肺の肺胞の壁や周辺に 炎症が起こり、この病態になると血液に酸素が取り込めず、 動脈血液中の酸素が減少した状態になります。主な症状として、「息切れ(呼吸困難)」、「空咳(痰のない咳)」、 「発熱」の3つが知られています。

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