リンパ腫のお話

リンパ球の役割

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リンパ球の働きとは?

血液は液体成分と細胞成分に分けられ、液体成分には血漿(けっしょう)、細胞成分には赤血球、白血球、血小板があります。
細胞成分は骨の中心にある骨髄で造血幹細胞が分化して作られるもので、赤血球は酸素や二酸化炭素を全身に運ぶ役割、血小板は出血をとめる役割、白血球は異物の侵入から体を守る免疫の役割をしています。

リンパ球は白血球の一部で、さらにB細胞(Bリンパ球)、T細胞(Tリンパ球)、NK(ナチュラルキラー)細胞などに分類することができます。
NK細胞は生まれつき備わっている免疫細胞で、細菌やウイルスなどの病原体に感染した細胞を攻撃します。
B細胞は細菌やウィルスなどの病原体が侵入してくると抗体を作り、T細胞は自らが働き、体を防御するとともに、一度侵入してきた病原体を記憶し、それに基づいてすばやく対応し、排除する働きをもっています。

リンパ組織とは?

リンパ組織とは、骨髄、胸腺(きょうせん)のようにリンパ球が作られ、増えているところ(一次リンパ組織)と、リンパ節、扁桃腺(へんとうせん)、脾臓(ひぞう)、腸管のパイエル板など免疫反応の場となるところ(二次リンパ組織)を指します。
リンパ球は血液の中だけでなく、リンパ管を通じて、全身に約500個あるリンパ節や扁桃腺、脾臓、腸管のパイエル板、胸腺などをめぐっています。リンパ球はリンパ液と血液中を行き来しながら、病原体や異物の侵入に備え、パトロールしています。

参考文献:

・国立がん研究センターがん情報サービス<https://ganjoho.jp/public/cancer/CLL/print.html>(最終アクセス 2018 年10月9日)

・堀田知光(編),永井宏和(著):インフォームドコンセントのための図説シリーズ 悪性リンパ腫 改訂3版,1.悪性リンパ腫とは,6-9,医薬ジャーナル社,2017.

造血幹細胞骨の中の骨髄にある血液の源となる細胞。この細胞は血液のうち、液体(血漿[けっしょう])以外の赤血球、白血球、血小板を作りだすもとになるのと同時に、自分と同じ細胞を増やす(自己複製)能力ももっています。

免疫自分の体の細胞と違うもの(異物)から、体を守る仕組み、働きのこと。白血球の成分であるマクロファージや好中球、リンパ球のT細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞などが、病原体などの異物を攻撃し、体を守ります。

抗体体に細菌やウイルス、がん細胞などの異物があるとき、異物(抗原といいます)がもっている目印と結合することによって、抗原の毒性を弱めたり、無毒にしたりして、体を守る働きをする物質のこと。抗体は抗原が初めて入ってきたときに体内で作られ、次に抗原が入ってきたときに急激に増えて、抗原を攻撃します。

パイエル板小腸の内側の、リンパ球が集まっているところ。小腸の腸管内には、栄養を吸収するための絨毛(じゅうもう)というヒダがたくさんありますが、絨毛があまりない平坦なところはパイエル板と呼ばれ、リンパ節のような働きをしています。

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