乳がんの治療について

化学療法

1.化学療法とはどのような治療?

化学療法とは、「抗がん剤」を用いてがん細胞を死滅させたり、その増殖を抑える治療です。これまでは、抗がん剤はがん細胞と同時に正常な細胞も傷つけてしまうため、強い副作用を伴うとされてきました。
最近では、副作用を予防または軽減することを目的とした薬が使われるようになったことで、通院で治療を受けられるようになってきました。乳がんは化学療法が効きやすいがんなので、術前補助療法、術後補助療法として、さらにがん細胞を死滅させる必要のある進行・再発乳がんの治療にも積極的に用います。

化学療法では、通常、いくつかの抗がん剤を組み合わせて投与することが多く行われています<多剤併用療法>。

術前および術後補助療法の場合は、通常3~4週間に1回の投与を合計4~6回繰り返しますので、治療期間は3~6ヵ月になります。
ご自分に合う抗がん剤の組み合わせや投与期間については、主治医や薬剤師とよく相談してください。

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2.化学療法の主な副作用

吐き気・嘔吐

最近は、吐き気や嘔吐を軽減する薬が開発され、抗がん剤の投与前に点滴したり、投与後に内服することでかなり軽減されるようになりました。つらいときは医師や薬剤師、 看護師に相談しましょう。

感染症

治療を開始して1週間を超えた頃から白血球が減少してきますが、抵抗力が落ちている人では免疫機能が十分にはたらかず、感染症を引き起こすことがあります。
抗菌薬を処方してもらうことで大半は対応できますが、それでも熱が下がらなかったり、のどの痛みや咳が長く続くときは医師や薬剤師、看護師に相談しましょう。

脱毛

個人差はありますが、ほとんどの抗がん剤で脱毛が起こります。治療を開始して2~3週間を超えた頃から毛が抜け始めます。ただし、治療が終了すれば3~6カ月くらいでまた生えてきます。新しく生えてきた毛の質が一時的に変わってしまうことがありますが、やがて以前の髪質に戻ってきます。容姿が気になる場合は、かつらやバンダナを活用しましょう。

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