植物のご紹介

アケビ

アケビ

Akebia quinata (Houtt.) Decne. Decne. アケビ科(Lardizabalaceae)
生薬名:モクツウ(木通)  薬用部位:茎
東アジアに分布する落葉性のつる植物です。4~5月に雌雄異花の花序を着けます。生薬「モクツウ」は本種のつる性の茎を、通例、横切したもので、アケボシド(サポニン)などを含み、利尿、通経、消炎などの作用があります。 一般用漢方製剤294処方のうち、加味解毒湯(かみげどくとう)、通導散(つうどうさん)など8処方に配合されています。また、長く伸びた蔓は、カゴ作りをはじめとするクラフト用の素材としても用いることができます。

4月中旬より開花します。花序の先端部に短い雄花を、基部から長い雌花を伸ばします。

果肉は甘くて食用にされます。

市販されている生薬「モクツウ」。