植物のご紹介

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの、月経不順、月経痛、更年期障害、湿疹・皮膚炎などに適用されます。血の循環が悪い状態(瘀血: おけつ)に基づく諸症状を改善する目的で処方されます。桂皮は気を身体に巡らせ、冷えやのぼせの改善が期待でき、茯苓には水分の代謝異常を改善する働きがあります。牡丹皮と桃仁は、血の流れを良くする作用を担い、芍薬は痛みを和らげる働きがあるといわれています。

植物: トンキンニッケイ
部位: 樹皮
性味: 辛・甘、温

基原: マツホド
部位: 菌核
性味: 甘、平

植物: ボタン
部位: 根皮
性味: 苦・辛、涼


植物: モモなど
部位: 種子
性味: 苦・甘、平

植物: シャクヤク
部位: 根
性味: 苦・酸、涼