植物のご紹介

ハンゲ

ハンゲ

生薬名:ハンゲ(半夏)
本品はカラスビシャクPinellia ternata Breitenbach (Araceae)のコルク層を除いた塊茎です。
生薬ハンゲ(半夏)は、成分としてホモゲンチジン酸などを含み、鎮咳、去痰作用があるといわれています。一般用漢方製剤294処方では、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)や六君子湯(りっくんしとう)など63処方に配合されています。えぐみや刺激が強いので緩和のために生薬ショウキョウ(生姜)と一緒に使われる事が多い生薬です。ハンゲ単味の煎じ液を飲むと、喉がひりひりしイガイガした不快感がしばらく残ります。