植物のご紹介

トチバニンジン

トチバニンジン

Panax japonicus (T.Nees) C.A.Mey. ウコギ科(Araliaceae)
(局方)P. japonicus C.A.Mey.
生薬名:チクセツニンジン(竹節人参) 薬用部位:根茎
北海道、本州、四国、九州に分布する多年草です。樹林下に生育し、1年に1葉を展開した後に根茎が1節ずつ増えていくことから、掘上げた株の年齢推定の参考にもされます。また地上部の形態はチョウセンニンジン(P. ginseng C. A. Meyer )とよく似ています。トチバニンジンの名は、葉の形がトチノキ(Aesculus turbinata Blume)の葉に似ていることから、また別名のチクセツニンジンは、根茎がタケの地下茎のように節があることから名付けられました。竹節人参は根茎を通例、湯通ししたもので、チクセツサポニン(サポニン)を含み、健胃・去痰・強壮などの作用を有します。 一般用漢方製剤294処方中の柴葛湯加川芎辛夷(さいかつとうかせんきゅうしんい)など2処方に配合されています。

6月中旬頃に散状花序を頂生し、白色の花をつけます。

8月中旬頃に赤い液果をつけ、果実の中には2個程度の種子を含みます。

生薬「竹節人参」は、根茎のひげ根を取り除き湯通しします。