植物のご紹介

紫雲膏(しうんこう)

紫雲膏(しうんこう)

本処方は、ひび、あかぎれ、火傷、湿疹などに用いられる軟膏です。江戸時代の医師:華岡青洲が中国・明代の「潤肌膏(じゅんきこう)」を改良して創製した軟膏剤といわれています。構成生薬のうち、紫根には抗菌作用、抗炎症作用などがあるといわれています。当帰には筋肉や皮膚を潤す作用が期待されます。また、いずれの生薬にも共通して肉芽の形成を促す作用があるといわれています。

植物: ムラサキ
部位: 根
性味: 苦、寒

植物: トウキなど
部位: 根
性味: 甘・辛・苦、温

植物: ゴマ 
部位: 種子から得た脂肪油
性味: 甘、涼


基原: ミツバチ 
部位: 巣から得た蝋 
性味: 甘淡、平

基原: ブタ 
部位: 脂肪 
性味: 甘、涼