後天性TTPの再発
後天性TTPって、再発するの?
治療が終わってから気をつけたいことに
ついて、ご紹介します。
監修:奈良県立医科大学
輸血部・血液内科 教授 松本雅則 先生
後天性TTPの再発
ADAMTS13あだむてぃーえすじゅうさんのはたらきが大幅に低下した場合、再発がみられる可能性が34%ほどと報告されています1)。また、再発の多くは寛解が得られてから1年程度の間に起こりますが、発症から10年以上たってから再発する場合もあります1)。
寛解が得られた後も、血小板数とADAMTS13のはたらきなどを定期的に確認することが大切です2)。
参考文献
- 1) Kremer Hovinga JA, et al. Blood. 2010;115(8):1500-11; quiz 1662.
- 2) 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「血液凝固異常症等に関する研究班」TTPグループ 血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド 2023. 臨床血液 2023; 64(6): 445-460