武田薬品工業株式会社

PID患者さんとご家族へのインタビューへ

ライフイベント準備
周囲のサポートを得つつ、自分のことも大切に

次々と家族の看病が必要になったことでストレスを抱え、自分も大きな病気にかかり手術を受けました。家庭内が大変なときこそ、自分の身体のケアも大切です。

丸山 重子さん(60歳代)

原発性免疫不全症(PID)の病型は、選択的IgA欠損症

周囲のサポートを得つつ、自分のことも大切に

私は子どもの頃、病気のことがはっきりわかっていなかったので、病弱な子という扱いはされていませんでしたが、ぽっちゃり体型だったこともあり、小学校の担任の先生から、「家の周りを走れ」とよく言われており、とても辛い思いでした。
私には妹がいますが、子どもの頃から妹は丈夫で、中学生のときには身長も追いつかれました。小学校のときも突然熱を出して学校を休むような状態で、友達と遊んでいて、引っ張り合いなどすると、すぐに肩を脱臼してしまうこともしばしばありました。現在、関節リウマチのいろいろな症状を抱えていますが、今から考えると、その頃から兆候はあったのかもしれません。
その後もさまざまな合併症と思われる症状が現れました。家庭内で大きな出来事が続くようなときはどうしても自分のことをないがしろにしがちですが、そういうときも周りのサポートを得つつ、自分のことも大切に優しくすることが大切なのではと思います。