ALK陽性肺がんとは

ALK陽性肺がんとは?
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ALK融合遺伝子という遺伝子異常が原因の肺がんをALK陽性肺がんといいます。

肺がんのうち、非小細胞肺がんの約2~5%がALK陽性肺がんであるといわれ、特に腺がんに多くみられることが知られています1)
ALK陽性肺がん患者さんの平均年齢は50歳代半ばと、その他の肺がんに比べて10歳程度若い傾向がみられます1)。喫煙者より非喫煙者に多く、男女差は明らかではありません。

1)⽇本肺癌学会バイオマーカー委員会 肺癌患者におけるALK融合遺伝⼦検査の⼿引き 第4.0版 2021. p5

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肺がんの種類

ALKとは、未分化リンパ腫キナーゼ(anaplastic lymphoma kinase)の略称で、細胞の増殖にかかわっています。
正常な状態では、ALKは必要に応じて細胞分裂をうながし、細胞が異常に増殖することはありません。
ALK遺伝子が、何らかのきっかけで別の遺伝子と結合してしまうと、ALK融合遺伝子という異常な遺伝子になり、ALK融合タンパクが作られるようになります。
このALK融合タンパクが細胞の異常な増殖を引き起こし、がんが発生します。

ALK融合遺伝子とがん化

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