植物のご紹介

ホソバオケラ

ホソバオケラ

Atractylodes lancea DC.. キク科(Asteraceae)
生薬名:ソウジュツ(蒼朮)  薬用部位:根茎
中国に分布する多年草で、山裾の明るい低木林、草地などに自生します。草丈40~60cmとなり、9~10月に開花します。葉は硬く、縁には刺状の刻みがあり、同じ仲間のオケラと比べて細長い葉をしているのでホソバオケラの名前が付いたと考えられます。生薬「蒼朮」は本種の根茎を乾燥したもので、アトラクチロジンを含み健胃、利尿などの作用があります。一般漢方製剤294処方のうち、平胃散(へいいさん)、薏苡仁湯(よくいにんとう)など73処方に配合されています。

わが国に導入されている個体からは種子がほとんどできません。

繁殖は、株分けした根茎(3芽程度)を秋に植えつけます。

生薬はオイデスモールとヒネソールの針状結晶が析出し、きわめて良い香りがします。