植物のご紹介

アカヤジオウ

アカヤジオウ

Rehmannia glutinosa Liboschitz var. purpurea Makino  ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)
生薬名:ジオウ(地黄) 薬用部位:根
中国北部に分布する多年草です。草丈10~20cmとなり、4~6月に開花します。当園では組織培養技術を利用してウイルスフリー株を増殖して展示しています。根又はそれを蒸したものが生薬「地黄」で、厳密には塾地黄(ジュクジオウ)といわれます。根を陰干ししたものは生地黄(ショウジオウ)、生地黄を陽乾したものを乾地黄(カンジオウ)と呼ばれます。カタルポール(イリドイド配糖体)などの成分を含み、強壮、解熱などの作用があり、一般用漢方製剤294処方のうち、八味地黄丸(はちみじおうがん)、四物湯(しもつとう)など中の39処方に配合されています。

掘り上げたアカヤジオウの全景。この根を生薬として用います。繁殖はこの根を分割して萌芽させます。

当社では、アカヤジオウとカイケイジオウの交雑で、新たな品種「フクチヤマ1号」を作出しました。

同属のセンリゴマ(R. japonica Makino)は、環境省のレッドデータブックにおいて絶滅危惧種 IA類 (CR) に指定されています。