植物のご紹介

パチョリ

パチョリ

Pogostemon cablin Benth. シソ科(Labiatae)
生薬名:カッコウ(藿香、広藿香) 薬用部位:地上部
東南アジアやインドに分布する多年生草本で、比較的湿った日陰を好みます。草丈は30~80cmを示し、本種の地上部を乾燥したのが生薬「藿香(かっこう)」と称します。地上部には精油成分であるパチョリアルコールなどを含み、解熱、鎮吐、健胃作用を期待して用いられ、一般漢方製剤294処方のうち藿香正気散(かっこうしょうきさん)、香砂君子湯(こうしゃりっくんしとう)など8種の処方に配合されています。本種の成分であるパチョリアルコールは、香水の保留剤として用いられ男性用香料化粧品のベースノート(基本香)になっています。

葉はやや厚く、広楕円形で不揃いの重鋸歯があります。両面には密毛があります。

インドのカシミール地方ではカシミアをイギリスに輸出する際には防虫剤として本種の乾燥葉を挟んでいたそうです。