植物のご紹介

ハッカ

ハッカ

Mentha canadensis L. シソ科 (Lamiaceae)
(局方)Mentha arvensis L. var. piperascens Malinvaud シソ科 (Labiatae)
生薬名:ハッカ(薄荷)  薬用部位:地上部
アジア東部に分布する多年草です。草丈40~60cmとなり、7~8月に開花します。四方に地下茎を伸ばして旺盛に生育します。生薬「薄荷」は本種の地上部で、9~10月に採取して乾燥させ、六陳八新の「新」のひとつでもあります。成分にメントール(精油)などを含み防腐作用があることが知られていますが、漢方では解熱、発汗、健胃などのために用いられます。一般用漢方製剤294処方のうち、加味逍遥散(かみしょうようさん)、升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)など14処方に配合されています。

夏に茎葉上部の葉腋に小さな唇形花を多数つけます。

近縁種のミドリハッカ(M. spicata Linn.)は、スペアミントとも呼ばれます。カルボンを主成分とし、ほのかに甘い香りがします。

セイヨウハッカ
M. × piperita Linn.)は、ペパーミントとも呼ばれます。スペアミントとウォーターミントとの交配種で、メントールを主成分として含みます。