腎細胞がんと肝細胞がんの治療でカボメティクスを
服用される方とそのご家族の方に
疾患とおくすりの情報を提供しています。

腎細胞がんについて

腎細胞がんとは、腎実質の細胞ががん化したもので、腎臓にできるがんの約9割が腎細胞がんと言われています。
腎細胞がんは、初期にはほとんど症状はありませんが、進行してがんが大きくなると、血尿、背中・腰の痛み、お腹のしこりなどの症状が現れるようになります。

カボメティクスについて

カボメティクスは、VEGFR2、MET、AXLをはじめとする複数の受容体型チロシンキナーゼを阻害する経口抗悪性腫瘍剤です。わが国では、2020年3月に「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」を効能又は効果として承認されました。2021年8月には「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」における用法及び用量の追加承認を取得し、免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブと併用でご使用いただけるようになりました。