
武田バイオ開発センター株式会社は、武田薬品工業株式会社(武田薬品)の100%子会社として、米国アムジェン社日本法人を引き継ぐ形で業務を開始しましたが、それから2年が経過しました。この間の当社の最初の大きな成果は、結腸・直腸がんに対する抗体医薬のVectibix®(panitumumab)の国内開発を成功させたことです。本剤は、もうすぐ医療の現場に提供され、多くの患者さんの治療に貢献するものと期待しております。さらに、当社はpanitumumabの効能追加試験も行っており、本剤の可能性を最大限に追求してゆきたいと思っております。
当社は、がん領域において現在開発中のAMG 706(motesanib diphosphate、肺がん治療薬)、AMG 386, AMG 479およびAMG 655(いずれも進行性がん治療薬)等のAmgen社起源の開発品に加えて、武田薬品またはグループ会社である米国Millennium社と協働して、新しいがん領域開発品の国内臨床試験を精力的に推進してまいります。タケダグループにおけるがん領域、バイオ医薬品の国内開発拠点としての地位を確立し、この分野における革新的な治療薬を、重篤な病気と闘う日本の患者さんと医療関係者の方々に一日も早くお届けするために、当社は、さらなる開発推進力の強化に努めるとともに、武田薬品ならびに海外グループ会社、さらにはAmgen社他の海外パートナーとの連携をグローバルな視点でいっそう発展させてまいります。
“優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する”というタケダグループの経営理念を実現するため、私たち社員一人ひとりが高い倫理観と強い使命感を持って、常に自分のベストを尽くして取り組み、それによって自分自身も成長していきたいと考えております。
2010年4月1日

武田バイオ開発センター株式会社
代表取締役社長 中村博安