
武田バイオ開発センター株式会社が、武田薬品工業株式会社(武田薬品)の100%子会社として、アムジェン社日本法人を引き継ぐ形で業務を開始してから3年が経過しましたが、この間、結腸・直腸がんに対する抗体医薬のVectibix®(panitumumab)の国内開発を成功させ、医療の現場に提供することができました。本剤は、これからも多くの患者さんの治療に貢献するものと期待しております。
当社は、タケダグループにおけるがん領域の国内開発拠点として、有用性の高いさまざまな癌治療薬を開発する役割を担っております。現在開発中のAMG 706(motesanib diphosphate、肺がん治療薬)、AMG 386(再発卵巣がん治療薬)、AMG 479(進行性がん治療薬)等のアムジェン社起源の開発品に加えて、武田薬品またはグループ会社であるミレニアム社と協働して、TAK-700(前立腺がん治療薬)、MLN8237(進行性がん治療薬)等のタケダグループで創製された新しいがん領域開発品の国内臨床試験を精力的に推進しております。
がん領域における革新的な治療薬を、重篤な病気と闘う日本の患者さんと医療関係者の方々に一日も早くお届けできるようにしていくために、当社は、さらなる開発推進力を強化するとともに、武田薬品ならびに海外グループ会社、さらにはアムジェン社他の海外パートナーとの連携をグローバルな視点でいっそう発展させてまいります。
タケダグループは、昨年度、あらたな経営方針として「革新への挑戦」、「活力のある企業風土の創造」、「持続的な成長」を掲げ、あらゆる事業分野において、グループ全体が一丸となって事業を推進する方針を示しました。私たち社員一人ひとりが、高い倫理観を大切にしつつ、多様性、連携、透明性などのタケダイズムの行動原則を発揮し、変革の担い手として「挑戦」していきたいと考えております。
2011年3月1日

武田バイオ開発センター株式会社
代表取締役社長 中村博安