ニュースリリース
2008年12月22日
武田薬品工業株式会社
肥満症治療薬ATL-962の日本における臨床第3相試験の開始について
当社は、この度、日本において肥満症治療薬ATL‐962の臨床第3相試験を開始しましたのでお知らせいたします。
ATL-962は、英国のバイオベンチャーAlizyme plc(英国ケンブリッジ、以下、「Alizyme社」)が創製した化合物です。本薬は、脂肪の分解酵素である膵リパーゼの働きを阻害し、食事からの脂肪の吸収を抑えることで体重を減少させる作用機序を有しており、肥満症および関連する糖尿病や脂質異常症への治療効果が期待されます。
当社では、日本における臨床第2相試験の結果を踏まえ、日本人の肥満症患者を対象に、臨床第3相二重盲検比較試験を開始します。
2003年8月、当社は、Alizyme社が実施した欧州におけるATL-962の臨床第2相試験結果について独占的に評価できる契約を締結し、その評価分析に基づき、2004年1月に日本における独占的開発、製造、販売権を獲得しました。この合意に基づき、当社は、販売承認取得まで開発の進捗に応じてマイルストンならびに発売後の販売金額に応じたロイヤルティをAlizyme社に支払います。
当社の医薬開発本部長 宮本政臣は、「ATL-962の開発が順調に進んできたことを嬉しく思います。肥満は糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病の危険因子であり、治療の必要性が社会的にも大きく注目されています。本薬を肥満の治療が必要とされる患者さんに一日でも早くお届けできるよう、一層開発に注力してまいります」と述べています。
以 上