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ニュースリリース

2008年04月01日

武田薬品工業株式会社

Cell Genesys社との前立腺癌ワクチンの開発・販売契約締結について

当社は、このたび、Cell Genesys Inc.(本社:米国カリフォルニア州、南サンフランシスコ、以下、「CGI社」)と同社が創製したGVAX前立腺癌ワクチン(以下、「GVAX」)について、全世界を対象とした独占的開発・販売契約を締結しました。GVAXについては、FDA(米国食品医薬品局)のFast Track指定を受けており、CGI社が進行性前立腺癌患者を対象にVITAL-1、VITAL-2の2本の第3相臨床試験を実施中です。

今回の契約に基づき、当社はCGI社に契約一時金50百万米ドルと、日米欧3極における開発・販売の進捗に応じたマイルストーン最大270百万米ドルを支払うとともに、CGI社が実施中の第3相臨床試験を含む今後の開発費用および上市後の販売費用を全額負担します。また、当社はCGI社に、米国については年間売上額によって変動、米国以外については固定料率の売上ロイヤルティを支払います。なお、CGI社は本薬の製造・供給を行うとともに米国におけるコ・プロモーション権を有します。 その他の経済条件は開示しておりません。

CGI社の会長兼CEO Dr.Stephen A. Sherwinは、「世界各国で成功をおさめ、癌領域のさらなる強化を目指している武田薬品との開発・販売契約締結を嬉しく思います。GVAXを前立腺癌の新たな治療オプションとして患者さんにお届けするために、前立腺癌治療薬Lupron®をリーディングプロダクトに育成した実績を持つ武田薬品と協同で開発に取り組んでまいります」と述べています。

当社の代表取締役社長 長谷川閑史は、「今回の契約締結により、GVAXが当社の癌領域パイプラインに加わったことを嬉しく思います。今後、CGI社との良好なパートナーシップに基づき当社がこれまで蓄積してきた前立腺癌に関する豊富な経験と、グローバルな開発・販売力に基づき、GVAXを全世界の前立腺癌患者さんのニーズを満たすワクチンとしてお届けするための開発を加速してまいります」と述べています。

<GVAX前立腺癌ワクチンについて>

GVAXは腫瘍細胞由来の癌ワクチンであり、幅広い癌抗原を標的とし、患者さんの癌に対する免疫システムを活性化することにより抗癌作用をもたらします。GVAX前立腺癌ワクチンは2種類のヒト前立腺腫瘍細胞株を、顆粒球マクロファージ・コロニー刺激因子(GM-CSF)を産生するよう遺伝子操作を加え、放射線照射により、ヒト体内での増殖能を無くしたものです。CGI社では、本薬は、癌抗原を限定せず幅広い前立腺癌抗原を標的としているので、あらゆる前立腺癌患者さんを対象とした治療ワクチンとして開発しています。CGI社はカリフォルニア州に商業ベースで本薬を製造できる設備を有しています。

<第3相臨床試験VITAL-1、VITAL-2について>
VITAL-1 2007年に626名の患者の登録を終了、2008年1月に第三者で構成された審査委員会より、中間解析結果に基づいた試験の継続が決定されています。2009年後半には最終解析結果が得られる予定です。
VITAL-2 2009年前半に600名の患者登録を終了し、中間間解析結果が得られる予定です。

<CGI社について>

CGI社は癌患者を対象とした新規バイオ医薬品の開発と商業化に特化しており、現在、GVAX前立腺癌ワクチンおよび腫瘍細胞破壊ウイルスの開発に取り組んでいます。GVAXについては、前立腺癌以外には、膵臓癌と白血病を対象にそれぞれ第2相臨床試験と第1相臨床試験を実施しており、腫瘍細胞破壊ウイルスについては膀胱癌を対象に第1相臨床試験を実施しています。またCGI社の関連会社であるCeregene社では神経変性障害の遺伝子療法の開発を行っています。

以上

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