ニュースリリース
2006年01月20日
武田薬品工業株式会社
この度、当社の子会社である武田サンディエゴ株式会社(以下、「TSD社」)が創製した糖尿病治療薬ジペプチジルペプチダーゼⅣ(DPP4)阻害薬SYR-322について、米国で第Ⅲ相臨床試験を開始することとしました。
DPP4阻害薬は、インスリン分泌を高めるホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を分解する酵素(DPP4)を阻害することにより、効果を発揮する経口糖尿病治療薬です。GLP-1は食物摂取により消化管より分泌され、膵臓のβ細胞を刺激しインスリン分泌を増加させるとともに、β細胞自体の機能を改善することが確認されており、DPP4阻害薬はGLP-1の血中濃度を維持する新しい作用機序の治療薬として期待されています。
当社取締役医薬開発本部長 北澤清は、「糖尿病の治療では、血糖をコントロールし合併症の発症・進行を抑制するために、個々の患者さんの病態に応じた様々な薬物治療の選択肢が必要であるとされています。この度、SYR-322が第Ⅲ相試験へ移行することができましたが、患者さんにできるだけ早くこの新しい糖尿病治療薬を提供できるよう、今後とも開発に全力を挙げて取り組んでまいります」と述べています。
以 上