LH-RH(エルエイチ・アールエイチ)とは、「黄体ホルモン放出ホルモン」、アナログとは「類似物質」という意味で、黄体ホルモン放出ホルモンに似た作用を示す薬で、1ヶ月に1回注射します(1回の注射で1ヶ月間効果が持続します)。LH-RHの下垂体での作用をブロック(イス取りゲームのように、LH-RHのイスをLH-RHアナログが先取りするのです)することによって、最終的に精巣で男性ホルモンがつくられるのを阻止します。ただ、LH-RHアナログはLH-RHと似た作用を持つので、イスが満席になるまでは逆に男性ホルモンを上昇させる作用があり、これを「フレアーアップ現象」といい、一時的(投与開始後1週間頃)に症状などが悪化したり、顔がほてったりすることがあります。そのあとは男性ホルモンが除睾レベル(除睾したときと同じくらい)まで下がった状態が続きますので、1ヶ月に1回、という注射の間隔を守ることが大切です(間が開きすぎるとまた次回フレアーアップ現象が起きる場合があります)。また、手術や放射線治療の前に数回投与し、腫瘍を小さくしてから根治療法に入るという使い方をすることもあります。
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