高脂血症の薬の種類を簡単に教えてください。

 

高脂血症の治療薬には、血清脂質のうち「何を下げたいか」によって使う薬が異なります。

種類
特徴
スタチン系
(HMG-CoA還元酵素阻害剤)
●フルバスタチン
●シンバスタチン
●プラバスタチン
肝臓でコレステロール合成に必要な酵素の働きを妨げることで、血中のコレステロールを低下させる働きがあります。 コレステロールを下げる効果が最も高く(一般にLDL-Cを約25〜30%ほど低下させる)、HDL-Cを上昇させるため、最も多く使われています。副作用として横紋筋融解症があり、だるい、筋肉が痛いなどの状態が見られたら、主治医の先生に相談ししょう。
陰イオン交換樹脂
●コレスチラミン
●コレスチミド
小腸内で胆汁酸(肝臓でコレステロールを原料として作られる)と結合して、その排泄を促す薬剤です。体内に胆汁酸が少なくなると、肝臓はその不足を補おうと、コレステロールを活発に消費するようになり、その結果 、総コレステロールが減ることになります。LDL-Cを低下させるとともに、HDL-Cを上昇させる効果 があります。副作用として、お腹が張ったり、便秘になることがあります。
プロブコール
●プロブコール
LDL-Cは酸化されて内膜に蓄積されます。その酸化を防ぐ「抗酸化作用」をもった治療薬がプロブコールです。中程度のLDL-C低下作用をもつ一方で、HDL-Cも強力に低下させてしまうのが難点とされています。副作用として、過敏症、胃腸障害が起こることがあります。
フィブラート系
●フェノフィブラート
●ベザフィブラート
●クロフィブラート
●クリノフィブラート
トリグリセライド(中性脂肪)を強力に下げる薬です。総コレステロールを下げる作用もあることから、コレステロールとトリグリセライドの両方が高い方と、トリグリセライドが高い方に適しているとされています。副作用として発疹などのアレルギー症状がみられることがあります。また、肝機能を悪化させるおそれがあります。
これらの薬剤は、体内にコレステロールを運ぶ悪玉コレステロールのLDL-Cを減らす目的として、一般的に用いられます。
主にトリグリセライド(中性脂肪)を減らすことを目的として、一般 的に用いられます。