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毎日のお薬、もう飲み忘れない!

甘くみないで!お薬の飲み忘れ

高血圧や糖尿病などの生活習慣病の飲み薬は、1日に飲む回数こそ種類によって異なりますが、毎日飲み続ける必要があるという点は共通しています。
病気によっては、自覚症状がほとんどない場合があります。
そのため、お薬の飲み忘れを軽く見て、うっかり飲み忘れることがたびたび起きてしまうのは、多くの患者さんにとって珍しくありません。
しかし、たとえ自覚症状がなくても、治療をしないで放置すると合併症が引き起こされることがあります。

さらに、1度の飲み忘れをきっかけとしてお薬を飲まない日が続くと、やがて病院へ行かなくなってしまう可能性もあります。
病院へ行く多くの方が、受診のきっかけとしているのは「お薬がなくなったから」ということです。
飲み忘れるとお薬は減らないため、徐々に受診の間隔があき、ついには病院へ行かなくなってしまうこともあります。

毎日のお薬を習慣にしよう

まずは、あなたがなぜお薬を飲み忘れてしまうのか考えてみましょう。
飲み忘れのタイプ別に、できる工夫があります。

A 「お薬が多すぎて飲むのがめんどくさい」という方は...

お薬を一包化(いっぽうか)してもらうお薬の種類が多いせいで飲み忘れてしまう場合は、種類ごとに分かれているお薬を「朝食後」「夕食後」など、飲むタイミングごとに袋に小分けしてもらえます。
これをお薬の「一包化」と呼びます。
お薬の種類によってはできないことがあるので、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。

配合剤(はいごうざい)を利用するお薬の種類が多いと、飲むことをためらってしまったり、わずらわしく感じたりすることがあります。
そのような場合、2種類以上の成分をあわせて1錠にした「配合剤」を利用すれば、お薬の数を減らすことができます。
かかりつけ医や薬剤師に相談してみてください。

B 「うっかり飲み忘れてしまう」という方は...

飲む時間を一定にする 朝食の後や歯磨きの前後など、お薬を飲む時間を一定にすると、毎日お薬を飲むことを意識できるようになります。

置く場所を決めておく 朝食をとる席のそばや、出かける前の準備をするときに飲み忘れに気づける洗面所などが良いでしょう。

家族に声をかけてもらう お薬を飲むタイミングをご家族にあらかじめ伝えておき、「ちゃんと飲んだ?」と確認してもらえば、飲み忘れに気づくことができます。


 
 

(2015.11.24 更新)

監修 : 武田病院健診センター 所長
武田病院グループ 予防医学・EBMセンター長
京都大学医学部臨床教授
桝田 出(ますだ いづる) 先生