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忙しくて病院に行けないあなたへ

通院する時間がない!でも、行かないと...

家事や仕事が忙しく、予定していた日に通院できなかった経験、ありませんか?
クリニックの診察終了時間に間に合わない日が続き、どんどん足が遠のいて、そのまま行かなくなってしまう患者さんは少なくありません。

通院しないと、診察を受けられなくなるだけでなく、お薬を受け取ることもできません。
お薬の力を借りて、せっかく病気をある程度コントロールできていた患者さんでも、お薬をやめてしまうと、短期間で元の状態に戻ってしまうことが多いといわれています。

通院に対する意識と、生活のリズムを変えてみては?

忙しくても病院へ行けるようにするために、通院に対する意識を変えてみましょう。
そのためにまず必要なのは、病気について正しく理解すること。
自覚症状がないからといって、ほかの用事よりも通院を後回しにしていませんか?
通院をしないと治療が中断されてしまい、元の病気に加えて、さまざまな合併症が引き起こされる恐れがあります。
そうならないために、生活の中での通院の優先順位を上げるように心がけましょう。

「しばらく通院していないから間があいてしまい、先生と顔を合わせるのが気まずい...」
そう考えて、病院から足が遠のいてしまう患者さんもいるようですが、気にする必要はまったくありません。
むしろ、かかりつけ医は心配しているはずです。
「お久しぶりです!」などと言って、また診察を受けに行きましょう。

あらかじめ通院予定日を決めて、その日を中心としたスケジュールを立てることも大切です。
通院を予定していた日が近づいてから、あわてて時間を確保しようとしても、なかなかうまくいきません。
会社にお勤めの方であれば、通院予定日の当日に残業をしなくてすむように、前日までに仕事を前倒ししておくと良いでしょう。

以上を参考に、まずは自分にできそうな工夫を考えてみて、通院を続けてはいかがでしょうか。

(2015.11.24 更新)

監修 : 武田病院健診センター 所長
武田病院グループ 予防医学・EBMセンター長
京都大学医学部臨床教授
桝田 出(ますだ いづる) 先生