骨粗しょう症ガイド > 骨粗しょう症の予防 年代別アドバイス
骨粗しょう症ガイド ~原因・症状・予防~

骨粗しょう症を知る

  • 骨粗しょう症とは
  • 高齢化と骨粗しょう症
  • 骨粗しょう症のリスク

骨粗しょう症を防ぐ

  • 食事と骨粗しょう症
  • 運動と骨粗しょう症
  • 年代別 予防のアドバイス
  • 転倒・骨折の予防
  • あなたの骨の健康度チェック
  • 検査・治療

骨粗しょう症の予防 年代別アドバイス

ライフステージと骨粗しょう症予防

骨粗しょう症は生涯を通して予防に取り組む必要がある病気です。若い人や男性も含め、それぞれの年代で気をつけたいことについて、監修の加藤先生からアドバイスをいただきました。

加藤義治(かとうよしはる)先生
加藤義治(かとうよしはる)先生
東京女子医科大学主任教授、医学博士。
専門は脊椎外科と骨代謝。
豊富な経験をもとに、幅広い見地から骨粗しょう症予防の啓蒙活動を行っている。
  • 10代
  • 20・30代
  • 40・50代
  • 60代
  • 70・80代以降

10代

「骨の貯金をする」
10代は食事でカルシウムをたっぷりとって骨の貯金をする時期です。骨量は20 歳前後でピークを迎えるので、特に骨密度が最も増加する思春期(10~14歳)の生活習慣は重要です。また、骨量を増やすために荷重のかかる運動も積極的に行い習慣としましょう。
「無理なダイエットをしない」
食事をぬいてしまうような無理なダイエットは、骨の形成の大きなさまたげとなります。ダイエットが目的なら、食事量を減らすのではなく、運動量を増やしましょう。

20・30代

「たばこは吸わない」
喫煙習慣がある人は、今すぐ禁煙に乗り出しましょう。
たばこは、骨粗しょう症だけでなく、ほかの病気や、美容などにも悪影響を及ぼします。
「妊娠・授乳中のカルシウム」
妊娠中や授乳中は、母体のカルシウムの吸収が増加、排出が減少するので、一時的に骨量が減る場合もありますが、通常は特別な配慮は不要です。そのときの年齢に合った適量のカルシウムをとりましょう。
「不規則な生活をしない」
仕事や子育てなどに忙しく日々の生活習慣が乱れやすくなる時期です。朝食抜き、運動不足、過度の飲酒、ストレスなどは、骨粗しょう症だけでなく多くの生活習慣病につながります。

40・50代

「検査を受けはじめる」
40代になると徐々に骨量が減少してきます。
これを機に自分の骨の状態をチェックするために、骨粗しょう症検査を受けはじめましょう。
「ほかの病気にも注意する」」
生活習慣病などの発症が気になる年代です。
骨粗しょう症の発症につながる病気もあるので、全身の健康診断も定期的に受けましょう。
「閉経に配慮する」
50代で多くの女性は閉経を迎え、これによって骨の形成を促進する女性ホルモンが急激に減少します。更年期障害が起こりやすい時期でもあるので、骨粗しょう症とともに女性特有の変化への配慮が必要です。
「生活習慣を見直す」
適正な体重の管理をし、完全な禁煙を行い、過度の飲酒を避けましょう。また、積極的に外出したり体操をしたりするなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。

60代

「自分の体力を過信しない」
老化にともない骨は弱くなり、筋力やバランス力も低下しているため、ちょっとしたことで転倒し骨折します。自分の体力を過信せず、無理なく体を動かしましょう。

70・80代以降

「住環境を整備する」
高齢者の多くは、家の中で転倒・骨折しています。
現在の住環境を見直して、手すりをつける、段差をなくす、照明を増やすといった対策をしましょう。