あなたの高血圧はどのタイプ?

血圧の大敵!ストレスにご用心「昼間高血圧(ストレス下高血圧)」

ストレスとは「緊張をもたらす事柄や状況」のことであり、精神的ストレス(怒り、不安、驚きなど)や身体的ストレス(力をこめる、外気温の急激な変化など)があります。
特に現代の日本はストレス社会と言い表されるほど、日常生活において精神的ストレスを感じる場面が多いことで知られています。
何らかのストレスがかかると、普段の血圧は正常でも、血圧が急激に正常値を超えて上がってしまう人がいます。
ストレスがかかる生活環境で血圧を測った血圧値を平均したとき、正常値より高いと「昼間高血圧(ストレス下高血圧)」と呼ばれ、これも通常の血圧測定では発見されにくい仮面高血圧のひとつとされています。

ストレスを感じやすい環境と聞いて、多くの人が真っ先に連想するのは、やはり仕事中ではないでしょうか。
仕事中に現れる昼間高血圧(ストレス下高血圧)は、「職場高血圧」という名前が付けられているほど代表的なものであり、肥満の人や、両親や兄弟などが高血圧であるという家族歴のある人に多いという傾向がみられます。

昼間高血圧(ストレス下高血圧)は、職場で血圧を測定したり、まる1日の血圧を測る24時間自由行動下血圧測定(ABPM)などで発見できます。
この昼間高血圧(ストレス下高血圧)の実態や意義などに関して、まだよく分かっていないことも多くありますが、注意深い観察が必要といわれています。
早朝などほかの時間帯でも血圧を測ってみて、かかりつけの医師に相談してみましょう。
安定した血圧コントロールのために、ストレスの発散方法を身につけ、ストレスと上手につきあっていきましょう。