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Natrogen社と武田薬品の、炎症性腸疾患治療薬Natura-alphaの
独占的開発権とオプション権に関する契約締結について

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とNatrogen Therapeutics International, Inc.(本社:米国ニューヨーク州、以下「Natrogen社」)は、Natrogen社が保有するNatura-alphaに関し、武田薬品が独占的開発権等とともに、Natrogen社買収のオプション権を取得する契約を締結しましたのでお知らせします。Natura-alphaは、炎症性サイトカイン発現を阻害し、消化管の炎症を抑制する経口の低分子化合物であり、潰瘍性大腸炎治療薬として現在臨床第2相試験の段階にあります。

本契約に基づき、武田薬品は、Natura-alphaの全ての適応症に関するグローバルでの独占的開発権等およびNatrogen社買収のオプション権を取得しました。また、武田薬品は、Natrogen社に契約一時金を支払うとともに、将来、Natrogen社買収オプション権を行使の上、そのクロージングや、開発および販売マイルストンの達成に応じて追加的な支払いを行う可能性があります。さらに、武田薬品は、今後必要となる全ての臨床試験を実施するとともに費用も負担します。

武田薬品の消化器・腎臓系・その他疾患領域のVice PresidentであるAsit Parikhは、「本契約により、当社は、消化器疾患患者さんのニーズを充足するための取り組みをさらに進めます。Natura-alphaの取得は、中等度から重度の潰瘍性大腸炎およびクローン病治療薬であるモノクローナル抗体のVedolizumab(開発コード:MLN0002)を含む、当社の消化器疾患におけるポートフォリオ戦略に合致するものです」と述べています。

Natrogen社の社長でChief ScientistのLouis Wangは、「Natrogen社は、薬剤の有効性と安全性を検討する臨床試験を実施し、そのうえで、確実に承認申請プロセスを経て上市できる専門知識や経済的リソースを有する製薬会社を探すという事業戦略を用いてきました。このたび、消化器疾患領域においてグローバルにプレゼンスを有する研究開発型製薬企業である、武田薬品というパーフェクトなパートナーが見つかったことを大変嬉しく思います」と述べています。 

以上

 

<Natura-alphaについて>
Natura-alphaは、炎症を助長し、疾患を悪化させる炎症性サイトカイン(インターロイキン-1、インターロイキン-6や腫瘍壊死因子)の発現を抑制する低分子化合物です。また、Natura-alphaは、炎症性反応や、炎症によって引き起こされる組織破壊を抑制するサイトカインであるインターロイキン-10の産生を促進することにより、炎症性サイトカインを抑制すると考えられています。

<武田薬品について>
武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttp://www.takeda.co.jp/をご覧ください。
※今回の契約に関する武田薬品のリーガルアドバイザーはRopes & Gray LLPです。

<Natrogen社について>
Natrogen社は米国ニューヨーク州に拠点を置き、免疫炎症疾患、皮膚科や癌領域の3疾患の革新的治療の研究開発に、最先端のサイエンスを活用した中期段階の開発(臨床第2相試験)を行うバイオテクノロジー会社です。Natrogen社の中心的な事業は、経口低分子化合物であるNatura-alphaの潰瘍性大腸炎患者における有効性および安全性を検討する臨床第2相試験の実施でした。
※今回の契約に関するNatrogen社のファイナンシャルアドバイザーはLeerink Swann LLC、リーガルアドバイザーはCovington & Burling LLPです。

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