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アフリカにおける保健医療人材の育成・強化を目的とした「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に対する寄付プログラムの実施について

当社は、このたび、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(以下、世界基金)を通じて、アフリカにおける保健医療人材の育成・強化をはかる寄付プログラム「タケダ・イニシアティブ」を実施します。
現在、三大感染症といわれるエイズ・結核・マラリアにより、世界で年間約500万人の命が奪われています。途上国においては、その発展・成長に対する大きな阻害要因ともなっており、これらの感染症への対策が、国際社会の重要な課題と位置づけられています。

特に、アフリカでは、保健医療人材の不足が非常に深刻であり、感染症を克服するために必要な保健サービスの提供に支障を来たしています。そこで、当社は、世界基金のアフリカ支援プログラムのうち、保健医療人材の育成・強化を中心とした保健システム強化に向けた取り組みを支援することにしました。

当社は、グローバルに事業を展開する製薬企業として、世界の人々の生命と健康に貢献することを目指しており、これまで十分な貢献ができていなかった途上国における保健支援を通じて、国連ミレニアム開発目標(MDGs)が主要な課題に掲げる「三大感染症の蔓延防止」に積極的に取り組んでまいります。

世界基金事務局長 ミッシェル・カザツキン氏は、「武田薬品によるご寄付を、心より嬉しく思います。このご支援が、他の企業の意識を呼び起こし、アジアや世界中の企業が三大感染症との闘いに加わって下さることを願っています」と述べています。

当社代表取締役社長 長谷川閑史は、「本プログラムは当社の経営理念に合致したものであり、かつ当社が昨年参加した国連グローバル・コンパクトの理念を具体的に実践するものです。本プログラムにより、途上国における保健医療の基盤が強化され、三大感染症に苦しむ方々のお役に立てることを、心より期待しています」と述べています。

以上

<タケダ・イニシアティブの概要>
・寄付先: 世界エイズ・結核・マラリア対策基金
(日本国内における寄付の受け入れ機関は、世界基金支援日本委員会事務局である(財)日本国際交流センター)
・寄付金額: 年間1億円(2010年〜2019年までの10年間継続)
・使途内容: 1) 世界エイズ・結核・マラリア対策基金が推奨する以下の3カ国のプロジェクトのうち、保健医療人材の育成・強化を中心とする保健システム強化の支援
 ・タンザニア(対象疾病 マラリア):殺虫剤浸漬蚊帳の全国普及プロジェクト
  ー蚊帳配布システムの強化や蚊帳使用の普及に携わる人材の育成・強化など
 ・ナイジェリア(対象疾病 エイズ):包括的エイズ治療・ケア・サポートの拡充プロジェクト
  ーエイズ患者・遺児の地域ケアや、差別偏見をなくす啓発活動を担うNPO・住民組織の研修など
 ・セネガル(対象疾病 結核):結核対策強化プロジェクト
  ー結核診断・治療にあたる医師や技師の育成・強化など

2) 世界基金の日本における広報や啓発活動への協力
<世界エイズ・結核・マラリア対策基金について>

エイズ・結核・マラリア対策のために資金調達、資金供給を行うスイスの非営利法人。
2000年のG8九州沖縄サミットで日本政府が感染症対策を主要課題としたことが発端となり、2002年にコフィ・アナン前国連事務総長とG8諸国の呼びかけにより設立された。現在まで、G8の各国政府やビル&メリンダ・ゲイツ財団等、政府、財団、企業から資金を調達し、144カ国において累計192億ドルを支援している。これにより、490万人の命を救ったと推定される。
 世界エイズ・結核・マラリア対策基金:http://www.theglobalfund.org/en/
 世界基金支援日本委員会      :http://www.jcie.or.jp/fgfj/

<国連ミレニアム開発目標(MDGs)について>

2000年9月の国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言と1990年代に開催された国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられたもの。MDGsが掲げる2015年までに達成すべき目標は下記の8項目がある。

  • 1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
  • 2. 普遍的初等教育の達成
  • 3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
  • 4. 幼児死亡率の削減
  • 5. 妊産婦の健康の改善
  • 6. HIV/エイズ、マラリア、その他疾病の蔓延防止
  • 7. 環境の持続可能性の確保
  • 8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

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