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2008年4月~6月

当社子会社による米国バイオ医薬品会社・Millennium Pharmaceuticals, Inc.株式の取得について- 現金による友好的な株式公開買付けを実施 -

米国時間4月10日、当社は、米国のバイオ医薬品会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、以下、「ミレニアム社」、NASDAQ上場)に対して、武田アメリカ・ホールディングス株式会社(Takeda America Holdings, Inc.、当社の完全子会社、本社:米国ニューヨーク州)の100%子会社であるMahogany Acquisition Corp.が現金による株式公開買付け(以下、「本公開買付け」)を実施することによりミレニアム社を買収することについて同社と合意しましたので、下記の通りお知らせします。

1.ミレニアム社株式取得の目的

ミレニアム社は癌領域と炎症疾患領域を重点研究開発領域と位置付け、同領域において強力な研究開発パイプラインを有する、世界有数のバイオ医薬品会社です。ヒトゲノムにかかる豊富な知見、疾患メカニズムへの深い理解、包括的・統合的な科学技術プラットフォームの活用などを通じて、画期的な医薬品の研究開発に取り組んでいます。

当社は、「世界的製薬企業の創生」に向けて策定した5ヵ年経営計画である「06-10中期計画」の基本方針の一つとして、自社研究開発における「新薬創出力の回復」を掲げ、「2015年度 自社医療用医薬品売上高2兆円」を見通せる研究開発パイプラインの構築に総力をあげて取り組んでいます。そのために、自社研究開発活動の強化を基本戦略に据えるとともに、これを補完する導入・アライアンス活動も積極的に展開しています。

ミレニアム社が特に強みを有する癌領域は当社研究開発の重点疾患領域の一つです。近年、当社はアンメットニーズの高い同領域において、自社創製の初期段階パイプラインを充実させるとともに、以下のような導入・アライアンス活動を行ってまいりました。

1) 2008年2月、Amgen Inc.(本社:米国カリフォルニア州サウザンドオークス、以下「アムジェン社」)と抗癌剤であるmotesanib diphosphate、panitumumab (米国製品名:Vectibix™)を含む臨床開発品目にかかるライセンス契約ならびにアムジェン社の100%子会社であるアムジェン株式会社(本社:東京都千代田区、現在の武田バイオ開発センター株式会社)株式にかかるアムジェン社から当社への譲渡契約を締結。
2) 2008年3月、Cell Genesys Inc.(本社:米国カリフォルニア州南サンフランシスコ)と同社が創製したGVAX前立腺癌ワクチンについて、全世界を対象とした独占的開発・販売契約を締結。

当社にとって、今回のミレニアム社の公開買付けはその一環として最大規模であり、将来の持続的成長を確固たるものにするため極めて重要な投資であると考えています。

当社が真の世界的製薬企業へと飛躍するためには、現在の当社の強みである生活習慣病領域のさらなる充実に加え、今後高い成長が見込まれる癌領域においてリーディングカンパニーとしてのポジションを確立することが必要です。本公開買付けを通じたミレニアム社の子会社化は、この戦略展開に大きく資するものであり、本公開買付けが成立した場合には、ミレニアム社を「武田グループの癌領域における製品戦略機能を始めとする関連機能の中核」として位置付けます。当社は今後、同社買収による相補効果の最大化を図ることにより、さらなる自社パイプラインの充実と米国におけるプレゼンス強化に全力を傾注してまいります。

2.ミレニアム社株式取得の方法および日程
1)公開買付け実施者

Mahogany Acquisition Corp.

2)公開買付けの対象会社

Millennium Pharmaceuticals, Inc

3)買付けを行う株券等の種類

普通株式

4)買付け価格

1株あたり$25.0ドル
注)当社は、本買付け価格の設定においては、UBS Investment Bankからの助言を
参考にしています。

5)買付けに要する資金

約88億ドル(予定)
注)ミレニアム社発行済株式総数(完全希薄化後ベース)に④の1株あたり買付け価格を乗じた金額を記載しています。

6)買付け期間

最初の買付け期間は、本件にかかるミレニアム社との最終合意の日(米国時間2008年4月10日)から5営業日以内に開始され、開始後20営業日で終了します。
なお、買付け条件が充足されない場合は、買付け期間の延長を実施する可能性がありますが、延長期間は2008年10月31日を越えることはありません。

7)下限応募株式数

当社は、ミレニアム社発行済株式総数の50%超(完全希薄化後ベース)の応募があった場合に本買付けを行います。

3.本公開買付けによる当社保有のミレニアム社株式数の異動

本公開買付け前保有株式割合 0%
本公開買付け後保有株式割合 100%[※]
[※]本公開買付けにより、ミレニアム社株式の100%を買い付けることができた場合

4.ミレニアム社の概要
1) 商号 Millennium Pharmaceuticals, Inc
2) 本店所在地 米国マサチューセッツ州ケンブリッジ
3) 代表者氏名 CEO Deborah Dunsire
4) 設立年月 1993年1月
5) 資本金 325千ドル(2007年12月31日現在)
6) 発行済株式総数 普通株式 324,850,168株(2008年2月22日現在)
7) 決算期 12月期
8) 主な事業内容
  ミレニアム社は、患者さんがよりカスタム化した医療を享受することができるよう、各個人に適合する医薬品、すなわちPersonalized Medicine(個人化医薬品)の提供を目指しています。
  同社は、プロテアソーム阻害剤として新規性の高い抗がん剤である多発性骨髄腫治療剤「VELCADE」(同社とJohnson & Johnson Pharmaceutical Research & Development, LLCの共同開発)を2003年5月に発売しています。また、画期的な治療、予防医薬品の研究開発・販売のため、「遺伝子から患者へ」というコンセプトに基づく包括的・統合的な科学技術プラットフォームの産業化およびその活用を通じて、癌領域を中心に新薬の研究開発プロセスを加速させています。
  詳細については、http://www.millennium.com/をご覧ください。
9) 従業員数 約1,000名
10) 最近事業年度における業績の動向
(単位:千ドル)
  2007年12月期 2006年12月期
売上高     527,525
    486,830
営業利益   △ 23,847
  △ 86,761
当期純利益       14,909
  △ 43,953
総資産   2,736,500
  2,751,812
純資産   2,236,893
  2,145,177
5.ミレニアム社または同社役員と当社の本公開買付けに関する合意の有無

ミレニアム社は2008年3月25日開催の取締役会において、本公開買付けに賛同する旨を決議しています。

6.今後の見通し

本本公開買付けが成立した場合、これに伴う当社連結利益(本ディールに伴う無形資産等の償却費負担前経常利益)への影響については、2009年度よりプラス効果をもたらすと見込んでいます。
当社連結業績への影響については、後日改めてご報告させていただく予定ですが、中長期的には当社業績に大きく貢献すると見込んでいます。

7.本件にかかる説明会の実施について

当社では、本件にかかる説明会を以下の要領で実施いたします。

1)記者発表会 (弊社東京本社、同発表会の模様を大阪本社に同時中継の予定)

2008年4月10日(木)18時~19時

2)投資家向け説明会(弊社東京本社)

2008年4月10日(木)20時~21時

3)投資家向け説明会(英語によるテレフォンカンファレンス)

2008年4月10日(木)22時~23時

以 上

<注意事項>

本プレスリリースに記載した一切の記述内容について、将来の結果はさまざまな要素により大きく異なる可能性がございますので、ご了承ください。また、本プレスリリースはミレニアム社株式を保有している方々に、本公開買付けに応じることを求めるものではありません。

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