センブリ

センブリ

Swertia japonica (Schult.) Makino リンドウ科(Gentianaceae)
(局方)Swertia japonica Makino
生薬名:センブリ(当薬)  薬用部位:全草
日本、朝鮮半島、中国に分布する二年草で、全草に強い苦味があります。初秋のころ、草丈10~20cmになり、白い星状の花をつけます。生薬「センブリ」は本種の開花期の全草で、スウェルチアマリン(苦味配糖体)などの成分を含み、苦味健胃などの作用があります。一般用漢方製剤には配合されていません。主に民間薬として健胃薬や整腸薬に配合されるほか、育毛剤にも配合されるなど広く利用されています。本種の和名は、「千回煮出しても、まだ苦味が残っている」ことに由来します。

生育1年目は茎の節間が短いロゼット状になります。

生薬「センブリ」は、味はきわめて苦く、残留性が高いです。

センブリ茶は民間薬や健康茶として利用されます。

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