植物のご紹介

ミシマサイコ

ミシマサイコ

Bupleurum stenophyllum (Nakai) Kitag. セリ科(Apiaceae)
(局方)Bupleurum falcatum Linn. セリ科(Umbelliferae)
生薬名:サイコ(柴胡)  薬用部位:根
日本の本州中部地方以西に分布する多年草です。草丈70~120cmになり、8~10月に花を咲かせます。環境省レッドリスト2017では絶滅危惧種Ⅱ類 (VU) に指定されています。生薬「サイコ」は本種の根で、サイコサポニンなどの成分を含み、消炎、解熱などの作用があります。胸から脇にかけて膨満し、圧迫感があって、苦しい状態の胸脇苦満(きょうきょうくまん)の改善にも柴胡剤が用いられます。一般用漢方製剤294処方のうち、小柴胡湯(しょうさいことう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など43処方に配合されています。

複散形花序の花はセリ科植物に多く見られる形態です。

株は、ロゼット葉の形態で越冬します。

晩秋に掘り上げられた根は水洗してから乾燥され、生薬「サイコ」となります。