植物のご紹介

バニラ

バニラ

Vanilla planifolia Andr. ラン科 (Orchideceae) 
メキシコ東南部から中南米熱帯地域に分布する”つる性植物”です。葉に対生して気根を出し、他の植物に絡みつく着生ランです。世界の総生産量60%がマダガスカルで、年間1100トン~1400トンが輸出されています。バニラビーンズは未熟果実を収穫して「キュアリング」と呼ばれる発酵熟成工程を経てグルコバニリンが分解されて、香気成分であるバニリンに変化して独特の香りを出し、バニラエッセンスやバニラオイルなどの矯味矯臭剤としてお菓子、煙草、香水などに用いられます。

日本では花粉を媒介する昆虫がいないため、人工交配で受精させますが、午前中に作業しないとうまく着果しません。

授粉が成功すれば数日間穂軸にくっつき、うまく授粉できなかったものは開花からまもなくして落ちます。

手作業による受粉を必要として手間のかかる農作物でありながら収穫率は低く、高価な値で取引されます。