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ドベッコウ

ドベッコウ

生薬名:ドベッコウ(土別甲)
基原動物:スッポン Amyda japonica Temmink et Schlegel又はシナスッポン A. sinensis Wiegmann (スッポン科 Trionychidae)
使用部位:背甲

スッポン又はシナスッポンの背の部分の甲羅を乾燥させたもので、主な成分は動物性膠(にかわ)です。
解熱、強壮作用があるといわれ、一般用漢方製剤294処方では、解労散(かいろうさん)や延年半夏湯(えんねんはんげとう)に配合されています。
工芸細工に使われるベッコウはウミガメ科のタイマイなどの甲羅で薬用には用いません。