植物のご紹介

セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウ

Achillea millefolium Linn. キク科(Asteraceae)
ヨーロッパの草原に分布する多年草で、高さ60~100cmになります。本種は園芸的に広く栽培されるだけでなく、日本を含むアジア、北米、さらに南半球の温帯域にまで帰化しています。開花期は夏で、白色の花弁をもつ頭花を散房状に着けます。花を含む乾燥した地上部は、アズレンなどの精油成分を含み、止血、抗炎症、健胃作用などがあります。属名のアキレア(Achillea)は、ギリシャ神話に登場する英雄アキレスが本種を傷薬として利用したことに由来するともいわれており、古くから傷の治療や血止めに用いられていたことが連想されます。

葉の形が和名の由来で、近縁のノコギリソウ(A. alpina Linn.) とは葉の形状が異なります(写真上:セイヨウノコギリソウ、写真下:ノコギリソウ)。

ハーブ名をヤロウといい、開花期に茎ごと刈り取り薬用として用いられます。

ノコギリソウは、日本を含む東アジア、東シベリア、北アメリカに分布します。