植物のご紹介

レンギョウ

レンギョウ

Forsythia suspensa Vahl    モクセイ科(Oleaceae)
生薬名:レンギョウ(連翹)    薬用部位:果実
中国に分布する落葉性広葉樹になり、4月に葉が芽吹く前に黄色の花を咲かせます。中国では「連翹」はトモエソウ( Hypericum ascyron Linn. var. ascyron )とオトギリソウ( H. erectum Thunb.)を指し、日本で「連翹」と言われている植物は「黄寿丹」と呼ばれています。大気汚染や病害虫などに比較的強いことから、日本や欧米でも庭木や公園などの垣根に使われます。生薬「連翹」は、レンギョウまたはシナレンギョウ( F. viridissima Lindl.)の果実を乾燥したものでフォルシチアシド(フェネチルアルコール配糖体)を含み、抗菌、消炎などの作用を有します。一般用漢方製剤294処方のうち、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、響声破笛丸(きょうせいはてきがん)などの14処方に配合されています。

レンギョウはおしべとめしべの長短によって自花受粉をさけており、これらを異型ずい現象といいます。さらに自花の花粉が柱頭についても受精しません。

レンギョウの果実は秋に熟します。

生薬の「連翹」は果実を乾燥したものです。