植物のご紹介

ヤエヤマアオキ

ヤエヤマアオキ

Morinda citrifolia L. アカネ科(Rubiaceae)
東南アジア~オセアニアにかけて分布する熱帯性常緑小高木で、主に赤道付近の環太平洋の島々に多く自生しています。属名の Morinda はラテン語の「morus」(クワ)と、「indus」(インド)との二語からなります。種小名の citrifolia は「citrus」(シトロン)と「folius」(葉)とからなり、柑橘に似た葉を意味します。ハワイの現地語である「ノニ」(noni)が良く知られる名称のひとつになっており、果実には、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素が含まれていることから健康食品の「ノニジュース」として販売されています。根は赤色染料となり、特に、インドネシアなどでは「ジャワ更紗」の染料として用いられています。

花は白く、密集して頭状花序をつくります。

果実は表面がゴツゴツして、最初は緑色で、熟すと黄色になり中鎖脂肪酸による発酵臭を出します。

ノニジュースは、果実から調製した少量の果汁に、グレープジュースや香料を添加して飲みやすくしたものです。