牛車腎気丸（ごしゃじんきがん）：武田薬品工業株式会社京都薬用植物園

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牛車腎気丸（ごしゃじんきがん）

体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの、下肢痛、腰痛、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善（肩こり、頭重、耳鳴り）などに適用されます。本処方は泌尿生殖機能などが低下した状態に用いられる「八味地黄丸（はちみじおうがん）」に牛膝と車前子を加味して作用を増強させた方剤です。地黄・山茱萸・山薬には滋養強壮作用があるとされ、沢瀉、茯苓は水分代謝を調節する働きが期待されます。牡丹皮は血の滞りを改善し、桂皮、附子には鎮痛作用があるといわれています。牛膝と車前子には利尿作用などが期待されます。