植物のご紹介

コムギ

コムギ

Triticum sativum Linn. イネ科(Poaceae)
全世界で広く栽培されている一年草で、高さ70~100cmになります。本種は栽培種で、一般に「パンコムギ」と呼ばれています。コムギ属の祖先は西アジアが起源とされており、最古の考古学的資料は、紀元前5000年ごろのイラク周辺の遺跡から報告されています。種子は、「小麦(ショウバク)」と呼ばれ、精神安定、鎮静などの作用があります。一般用漢方製剤263処方のうち、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)に配合されており、小児の夜泣きなどに用いられる処方です。本種は、最も重要な食糧作物の一つで、イネ、トウモロコシと並んで、世界三大作物と呼ばれています。

日本では米が主食ですが、小麦も古くから五穀のひとつとして大切に扱われています。

名前が似るオオムギ(Hordeum vulgare Linn.)はオオムギ属に属し、コムギとは属が異なります。

小麦粉に含まれるタンパク質のグルテン含量によって強力粉、中力粉、薄力粉に区別されます。