植物のご紹介

ホップ

ホップ

Humulus lupulus Linn. クワ科(Moraceae)     
西アジアやヨーロッパに分布する雌雄異株の落葉つる性多年草で、別名に「セイヨウカラハナソウ」という名があります。雌花は夏季に多数密生して開花し、その後、苞が成長して初秋に長さ5cmほどの松かさ状の球果(毬花)を形成します。雄花があると結実して芳香が失われるため、栽培地では雌株だけが植えられています。この球果と苞の裏側にあるホップ腺は、苦味配糖体であるフムロンやルプロンを含み、鎮静、健胃、利尿作用があります。また本種は、ビールに特有の苦みと香りを与えることで有名ですが、加えて防腐効果もあるため、本種の使用によりビールを長く保存することが可能になりました。

7~9月の夏季に開花します。写真は雄花です。

球果と苞の裏側にあるホップ腺が薬用として用いられます。

日本の冷涼地に自生するカラハナソウ(H. lupulus var. cordifolius (Miq.) Maxim. ex Franch. et Sav.)は本種の変種です。