植物のご紹介

イランイランノキ

イランイランノキ

Cananga odorata Hook.f.et Thoms バンレイシ科(Annonaceae)
インドからオーストラリア北東部にかけて分布する熱帯性常緑高木で20mにまで成長します。現在でも、東南アジア各地で栽培され、特にシンガポールの並木は有名です。植物名のイランイラン「Ylang Ylang」は、マレー語で『花の中の花』という意味を示し、エキゾチックで濃厚な香りを漂わせます。花から採られた精油は「イランイラン油」 とよばれ、主成分リナロールを含み、ストレスを軽減させ、イライラを沈める作用があることからアロマにもよく使われます。モルッカ(インドネシア東部)の人達は、イランイラン、ココナッツおよびウコンの花から「ボリボリ」と呼ばれる塗り薬を作ったりします。花は一年中咲いていますが、品質の良い精油は5~6月の早朝に摘まれたものから抽出されます。一番目に蒸留される精油は特級品となり、以降順に「1級」「2級」「3級」となります。

50kgの花から約1kgの精油が得られます。

アロマオイルでは特級品を「イランイラン・エクストラ」、すべての等級を混合したのが「イランイラン・コンプリート」と称されます。

本植物は熱帯果樹のバンレイシ(Annona squamosa Linn. )と同様にバンレイシ科に属します。