植物のご紹介

テンチャ

テンチャ

Rubus suavissimus S.K.Lee バラ科(Rosaceae)
中国南部の山岳地帯や広西壮族自治区などに自生する低木です。広義にはキイチゴの仲間で、5~6月頃に直径2cmほどの一重の白花を咲かせます。現地民が葉をお茶に仕立てたものを「甜茶(テンチャ:中国における木の葉から作られたお茶の総称)」のひとつとして飲用しており、これがわが国で知られるようになったのは、1994年の「日本アレルギー学会」で三重大学医学部耳鼻咽喉科の鵜飼幸太郎博士が甜茶エキス入りキャンデーを通年性鼻アレルギー患者に投与して症状改善に効果を上げたと報告したことによります。最近の研究で、花粉症などの原因となるヒスタミンの放出を抑える作用、あるいは炎症を生じた細胞から過剰のサイトカインが産生されるのを抑制する働きが知られるようになりました。