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サプライチェーン・マネジメント

基本的な考え方

タケダは、優れた製品を世界中にお届けすることで、一人でも多くの患者さんの健康に寄与したいと考え、グローバル化を積極的に進めています。その一方で、原材料の調達から医薬品の製造、物流、販売までのサプライチェーン(供給体制)が多くの国にまたがり、ますます複雑化しています。加えて、近年世界的に偽造医薬品や偽造原材料、品質不良原料に由来する健康被害の発生が問題になっています。
特に偽造医薬品については、2008年に世界で2,000件近くが確認されており、ここ数年で倍増していることが報告されています。日本国内においても輸入差し止めが約500件と一昨年の5倍に急増している一方で、偽造医薬品も精巧になり、輸入の手口も巧妙化しています。偽造医薬品の多くがインターネット等による販売ですが、精巧な偽造医薬品が正規の流通ルートに侵入するような事例も海外で発生しています。
タケダは、以上のような背景を踏まえて、患者さんの安全を最優先とし、原料の供給から製品が工場から出荷された後、お客様(医療機関)に届けられるまでの製品の品質を維持し、安全を確保できるサプライチェーンの構築を進めています。

医薬品の製造プロセスとお取引先との関係

医薬品の製造プロセスとお取引先との関係 2009

製品・原材料の安全確保

タケダの医薬品の品質を保証し安心してお使いいただくために、新しい原材料の供給、調達先や新規製造委託先、流通業者等を選定する際には、ビジネスの観点からのみならず、品質保証の観点から適格性やリスク調査を実施したうえで選定しています。また、タケダの医薬品に関わる原材料取引先、製造・包装の委託先、物流拠点・取引先に対して定期的に監査を実施することで、医薬品が患者さんの手に届くまで品質を保証できるよう、体制の構築、維持に努めています。
さらに、GDP(Good Distribution Practice:適正な物流に関する基準)という、医薬品や原材料の流通上での品質劣化の防止や偽造品の侵入防止、意図的な製品改ざんや不正使用・流用の防止を図るための新しい品質保証の考え方を導入し、推進しています。
偽造医薬品は劣悪な環境で製造されていることが多く、所定の薬効が期待できないばかりか、未知の不純物や異物が混入している場合もあり、患者さんに健康被害を及ぼす可能性もあります。そのため、世界レベルでの偽造医薬品情報の収集と調査を実施しており、各国行政・司法当局への報告を行うとともにWHOやICPO(国際刑事警察機構)等の国際的な組織とも連携しています。加えて偽造、改ざん防止技術の調査・研究を進めることによって、医薬品の品質を保証する対策を実施しています。
タケダは、以上のような活動をグローバルで展開・推進するための組織づくりを進めており、たとえば、専任の調査・対策担当者をアジア、北米、ヨーロッパに配置しています。各地の担当者は、品質保証部門、知的財産部門と協力しながら、多角的に偽造医薬品、不正な医薬品の流通の摘発、抑制に努めることにより、患者さんの安全を守る取り組みを進めています。

医薬品の安全確保に関するミーティング

医薬品の安全確保に関するミーティング

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