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継承事業

タケダは、タケダイズムを具現化してきた先人の蓄積を継承し、さらに発展させる事業にも注力しています。

京都薬用植物園

「京都薬用植物園」は1933年に「京都武田薬草園」の名称で発足しました。現在、2,400種を超える貴重な植物を栽培しており、生物多様性保全に貢献するタケダの拠点として活動を推進しています。
2002年、生物多様性条約締結国会議において、「2010年に絶滅危惧植物種の60%をその国の施設内で保全する」という目標が掲げられました。これを受けて、世界植物園会議は「2010年に植物園でその国の絶滅危惧植物種の50%を保有する」という目標を採択しました。「社団法人日本植物園協会」では、植物多様性保全拠点園ネットワークを構築してこの問題に取り組み、2008年度には、世界に先駆けて、日本の絶滅危惧植物の51.1%(864種)の保全を達成しています。
「京都薬用植物園」では、薬用植物の絶滅危惧種46種(同ネットワーク全体で161種)を含む82種を保有しており、日本における植物多様性保全に大きく寄与しています。栽培している絶滅危惧種には、生薬の基本である「基原植物」も多く含まれており、くすりづくりの観点からも、その保全に努めることは、極めて重要な意味を持つと考えています。
2009年5月には、将来の薬用植物の保有種拡充に向けて、標本・薬用植物資料を保管する事務棟の建替えを中心とした園内整備に着手しました。今後も、生物多様性保全に関する活動を、積極的に推進していきます。

生物多様性/水資源への取り組み

京都薬用植物園 中央標本園

京都薬用植物園 中央標本園

日本の植物園における「絶滅危惧植物」の保全率(2008年度)

日本の植物園における「絶滅危惧植物」の保全率(2008年度)

京都薬用植物園で栽培している「絶滅危惧植物」の一覧(2008年度)

■薬用植物(46種)

イワギク、エゾムラサキツツジ、エゾヨモギギク、エビネ、オオカナメモチ、オオタニワタリ、オキナグサ、オグラコウホネ、オゼコウホネ、オナモミ、オニバス、カキツバタ、カクチョウラン、カサモチ、キキョウ、キブネダイオウ、サクラソウ、サルメンエビネ、シオン、シタン、シデコブシ、シラン、シロヤマブキ、センリゴマ、タイキンギク、タチバナ、チョウジソウ、ツルラン、トキワマンサク、ニッケイ、ノウルシ、ナリヤラン、ハマビシ、ヒトツバタゴ、ヒロハノアマナ、フジバカマ、ホソバヤマジソ、マツバラン、マメナシ、マルバウマノスズクサ、ミシマサイコ、ムラサキ、モクビャクコウ、モダマ、ヤマシャクヤク、ロクオンソウ

■薬用植物以外(36種)

ウメウツギ、オキナワギク、カノコユリ、カンカケイニラ、ガンゼキラン、キイジョウロウホトトギス、キエビネ、キバナイソマツ、キレンゲショウマ、キンロバイ、クスノハカエデ、クロフネサイシン、ケラマツツジ、ゲンカイツツジ、コウトウシラン、コシノカンアオイ、サカワサイシン、サギソウ、サンショウバラ、シナノアキギリ、ショウドシマレンギョウ、ジングウツツジ、センカクツツジ、タイワンホトトギス、チャンチンモドキ、ナツエビネ、ナンゴクアオイ、ハナノキ、ハリツルマサキ、フジノカンアオイ、ホウライムラサキ、ホソバシャクナゲ、マルバニッケイ、ミスミソウ、ヤマトレンギョウ、ユキモチソウ

杏雨書屋

「杏雨書屋」は、国宝、重要文化財に指定されている書籍も多数擁している貴重な図書資料館です。その蔵書は、1923年の関東大震災を機に、日本・中国の本草医書の散逸を防ぐために五代武田長兵衞が、私財を投じて収集を始めた書籍が元となっており、武田科学振興財団の下で、1978年に「杏雨書屋」として開館しました。資料の永久保存を図るとともに、研究者を中心に一般にも公開されています。

「解体新書」(安永3年・1774年)

「解体新書」(安永3年・1774年)

杏雨書屋 

武田科学振興財団 

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