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研究開発・パートナーシップ

ワクチン事業

グローバルでのワクチン事業の強化

タケダは公衆衛生に対する貢献を日本から世界へと広げていくために、2012年1月、ワクチンビジネス部を設立しました。ワクチンビジネス部では、60年以上にわたり日本国内で優れた実績を上げてきたワクチンビジネスをベースに、世界的に重要な公衆衛生におけるアンメットメディカルニーズに対応する新たなワクチンの開発を行っています。さらに、リゴサイト社やインビラージェン社の統合を通じて有望なパイプラインを拡充しました。両社が有するデング熱ワクチンおよびノロウイルスワクチンは、世界的な疾病負担の軽減につながるものであり、鋭意開発を進めています。今後もタケダはワクチン事業を通じて、世界の公衆衛生の向上、疾病予防、および保健医療アクセスの改善に貢献していきます。

ノロウイルスワクチン

2013年10月、米国感染症学会週間において、現在開発中のノロウイルスワクチンについて、臨床第Ⅱ相試験の結果を発表しました。本試験結果により、最も頻繁に見られる遺伝子型のノロウイルスの試験服用による症状を、ノロウイルスワクチンが軽減することが初めて示されました。今後、臨床試験および販売許可申請が順調に進めば、タケダのノロウイルスワクチンが世界で初めての製品になると期待されています。

デング熱ワクチン

タケダは、2013年5月にインビラージェン社を買収し、4価デング熱ワクチンをはじめとする有望なワクチン開発品を獲得しました。
デング熱は、蚊が媒介するウイルス感染症としては最も深刻な疾病であり、そのワクチンは世界保健機関(WHO)により、優先的に開発すべき4つのワクチンの一つに位置付けられています。「TAK-003」は、デング熱の原因となる4つのウイルス型全てを含む4価ワクチンで、世界の多くの地域で最も重要なデングウイルスの型である2型をベースに遺伝子組み換えにて作られており、現在、臨床第Ⅱ相試験を実施中です。

Hibワクチン

2013年9月、ノバルティス社からの導入品であるHibワクチン「TAK-816」について、日本において製造販売承認申請を行いました。Hib感染による髄膜炎は死に至る場合もあり、また、死に至らなくても、長期にわたる後遺症が残る場合もありますが、予防接種により防ぐことが可能です。本ワクチンは、日本におけるHibワクチンの新たな選択肢の一つとして期待されています。

新型インフルエンザワクチン

2014年3月、バクスター社との連携のもと開発したインフルエンザパンデミック予防のためのワクチン「細胞培養インフルエンザワクチン H5N1「タケダ」1mL」および「細胞培養インフルエンザワクチン(プロトタイプ※)「タケダ」1mL」について製造販売承認を取得しました。2014年4月には、新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備に関する日本政府の財政支援事業(第二次実生産設備整備事業)の追加公募について、助成金交付先として選定されています。

  • * H5N1株以外のインフルエンザウイルスでパンデミックが発生した際に、同等の製造方法および品質管理方法に基づいて、H5N1型以外のパンデミックインフルエンザワクチンを迅速に製造・供給することが可能

水痘ワクチン

2014年1月に一般財団法人 阪大微生物病研究会と、同財団が製造する乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」について、日本における仕入販売に関する契約を締結し、2014年2月より販売を開始しました。水痘ワクチンの公衆衛生における重要性はますます高まっており、2014年秋から定期接種化が予定されています。

日本で開発中のその他のワクチン

日本においては、感染症に関わる小児/成人用ワクチンに注力しており、現在、世界のポリオ根絶に向けた不活化ポリオワクチンを含む4種混合ワクチン「TAK-361S」、「神田HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」の開発を進めています。

GHIT Fundとのパートナーシップ

GHIT Fundは、途上国の感染症に対する新薬創出の促進を目的として、日本国政府、タケダを含む製薬会社5社、ビル&メリンダ・ゲイツ財団によって設立された、日本初の官民パートナーシップです。タケダは、2013年12月に、第1回助成案件に選定されたメディスンズ・フォー・マラリア・ベンチャー(MMV)の抗マラリア薬DSM265の開発およびELQ300の製剤化について、MMVと共同研究開発を実施する旨の契約を締結しました。また、2014年9月には同じくMMVと抗マラリア薬DSM265とOZ439の同時投与に関する共同研究開発を実施する旨の契約を締結しました。