タイでの活動

タイ

若年層のHIV/AIDS感染予防

タイではHIV/AIDSの新たな感染者の多くが青少年であることが、深刻な問題となっています。本プロジェクトは、主にスリサケット県において展開されています。スリサケット県は、首都から離れた遠隔地のため、政府の公共のサービスは機能せず、NGOなどの市民団体による支援も限られています。またこの地域は国境付近に位置するため、人口の流動が激しいこともあり、予防対策が不十分です。本プロジェクトではHIV予防教育を目的として、非公式学校も加えた学校で性教育を実施しています。

活動内容(2011.7-2012.6)および成果

中間評価を受けたプロジェクト対象校見直し

外部コンサルタントによる本プロジェクトの中間評価を受け、対象校を7校に絞り込み、モデル校として重点的に支援して、他学校への指導的役割を担うレベルまで育成する方針としました。

モデル校での包括的性教育の実施

正規授業として16時間の授業を実施し、高いレベルの包括的性教育を実施しました。

2011年7月から2012年6月までの模範校における包括的性教育の活動サマリー

    正規 課外 合計
(人)
  学校名 授業
(時間)
生徒(人) 活動内容 生徒(人)
1 Namkliang Wittaya School 16 50 “アップ・トゥーミー” 61 111
2 Ban Nongwaeng School 16 150 “アップ・トゥーミー” 73 223
3 Payu Wittaya School 16 121 “アップ・トゥーミー” 54 175
4 Jaturapoom School 16 100 “アップ・トゥーミー” 96 196
5 Krataidon School 16 57 “アップ・トゥーミー” 73 130
6 Saesa-bo School 16 412 “アップ・トゥーミー” 78 490
7 Ban Sawang School 16 70 “アップ・トゥーミー” 72 142
  合計   960   507 1,467

ステークホルダーズ・ボイス

このプロジェクトは効果の高いワクチンのようなもの。子どもたちが抱えるかもしれない問題を未然に防いでくれます。この学校の子どもたちは将来有望です。他の学校にも協力したいと思っています。
(Namkliang Wittaya School学校長)

わが校での包括的性教育の授業は大変な成功を収めています。今では子どもたちも抵抗なく学んでいますが、このプロジェクトを実施する前は、性の話題はタブーでした。子どもたちにとって包括的性教育は将来起こりえる問題を未然に防ぐための効果的な道具です。子どもたちは自分の性についてきちんと学び、豊かな人生を築くために役立てることができます。(Namkliang Wittaya School包括的性教育に関する担当教師)

Namkliang Wittaya Schoolのプランの
武田薬品による検討会議